2010年06月10日

「過払い」について

皆さん、「過払い」って聞いたことありますよね?

一時期(今でも)、テレビや電車の広告等で盛んに法律事務所やらが宣伝したいたアレです。


普通の方にはそこまでなじみがなさそうなので、ここで簡単に説明してみます。(かなり説明を簡略化していますので、興味がある方はご自分で調べて下さい。)


まず、前提となるのはいわゆる「利息制限法」と「貸金業法」という法律。
これは、それぞれ、制限利息【貸す際の利子の上限】というのがあるんですが、だいたい18%と28.2%と違うんです。

なんで違うの?という疑問は置いといて、

昔は、お金を貸す会社は高いほうの28.2%で貸すんですね。

ところが、今の日弁連会長の宇都宮先生などががんばって裁判をしたら
最高裁判所が、『制限は18%です、取りすぎた分は返しなさい』と判断したわけです。

例えば、100万円借りた人が、10年後に返すと
○18%だと
  元金                  100万円
+利子 100万円×18%×10年=180万円
                       280万円でいいのに

○28.2%だと
  元金                    100万円
+利子 100万円×28.2%×10年=282万円
                         382万円返してた

つまり、この↑の差の(382万円−280万円=)102万円が過払い金、払いすぎたお金として返してもらえるんです(しかも利息が5%)。


これを取り返す訴訟がいわゆる過払い金訴訟というやつで、ちょっと前までは民事裁判のかなりの割合で東京を中心に行われてきました。

最近は、だいたい落ち着いてきましたし、貸金業法の改正もあるので、そのうちなくなってしまうでしょうね。
ラベル:クレサラ
posted by まんさく at 15:16| 東京 ☁| 法律豆知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする