2014年11月27日

ベネッセ事件・訴訟提起のお知らせ

本日11月27日に東京地方裁判所に,株式会社ベネッセコーポレーション及び株式会社シンフォームに対しての損害賠償請求訴訟を提起致しました。

訴状としては,前回のブログのひな形と同じ(○○○○のところを個人名にした)内容です。
特に問題なく受け付けられました。
もっとも,訴額が140万円以下ですので本来は簡裁(簡易裁判所)の取り扱いですが,事案の性質,他の同種事案で地裁(地方裁判所)への移送申立が被告からされていることから,最初から地裁で提起したほうが早く審理が始まると思い,上申書をつけ,地裁への提起となりました。
皆様は,簡易裁判所でも良いと思います。

実費として,印紙2000円,郵券8144円,戸籍謄本450円,登記事項証明書1200円かかりました。
裁判に勝てば,印紙や郵券などに加え,書類作成料や旅費・日当などの訴訟費用も相手に請求できますので,頑張りましょう!(自分に言い聞かせる)
訴訟費用について,詳しくはこちらhttp://law.e-gov.go.jp/htmldata/S46/S46HO040.html

訴額は,13万円です。私個人が3万円で子供が10万円となっています。
増額したのは,宇治市の事案(1万円+弁護士費用5000円)やyahooの事案(5000円+弁護士費用1000円)よりも,結果が重大で,拡散度合いも異なり,その後のベネッセの対応も含め,精神的苦痛も大きく,慰謝料もそれだけ高くなると判断したからです。


なお,みなさんが訴訟提起をする場合に子供が原告となり,親(親権者)が二人の場合で,両名とも出席するのは難しい場合には,簡裁であれば,裁判所の許可でどちらかの親に委任をすることが可能ですが(民事訴訟54条1項),地裁では無理ですので,書面は両方の名前で出し,事実上,どちらかの親のみ出席し,最終的には両名とも出席するような形でも訴訟を進行してもらえると思います。

☆少し皆様からのご質問にお応えします☆

「期限は?」
−不法行為の時効は知ってから3年なので,少なくともベネッセが公表してから3年以内に訴訟提起をすれば大丈夫です。

「請求額はいくらにすれば良い?訴訟はできる?」
−基本は大人で1万円から3万円程度が適当と考えていますが,様々な各人の事情で増減はあると思います。特に小さいお子さんなどは不安感が大きく,実際にDMが送られてきたなども考慮要素になると思います。具体的な金銭的被害はなくとも,あくまで精神的苦痛による慰謝料ですので,訴訟は可能です。

「こんなことしてベネッセが潰れるのではないですか?嫌がらせですか!」
−4800万人以上の個人情報が流出しているようですが,その中で訴訟までする方は0.01%(4800人)もいないと思います。ベネッセの事業規模を考えると,ほとんど影響はないでしょう。あくまで個人情報の管理体制・流出発覚後の対応の不備について,警鐘を鳴らす意味での訴訟だと考えています。
少なくとも私宛にメールなどをくださる方や周囲の幼い子供を持つ親御さんは,強い不安感やその後の対応も含めたベネッセに対する不信感を感じている方が多いです。私個人としても大赤字の裁判なので,あくまでお金ではなく社会的意義のためにやっているつもりです。

「自分で訴訟をやるのは不安です。弁護士に依頼できませんか?」
−裁判に勝っても得られるのは多くて10万円ですので,弁護士に頼むと費用倒れになり,難しいです。
なるべく個人でできるように訴状も公開していますし,今後も相手からの書面に対する反論の書面なども公開していくつもりですので,そこまで不安になる必要はないと思います。負けてもお金を取られることはありませんし。
一応,弁護団結成の方向で動いてはいます。その際には告知を致します。ただ,通常の弁護団のやり方では難しく,費用倒れを避けるために,簡易な方式での弁護団になると思います。

「裁判では,本社のある岡山に移送されませんか。」
−可能性は0ではありませんが,個人対企業の訴訟で,管轄がある近くの裁判所から岡山への移送が認められるとは思えません。そのような移送の申立がされるようでしたら,それに対する意見書も公開します。
posted by まんさく at 20:59| 東京 ☀| お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする