2017年07月24日

ベネッセ事件上告受理及び弁護団最終募集

ベネッセの個人情報漏えい事件について重要なお知らせです。

一つは、ベネッセ個人情報漏えい被害対策弁護団で、
集団訴訟の原告の最終(6次)募集を行います。
http://vsbenesse.exblog.jp/237257242/

不法行為の時効は、現行民法では知ってから3年であり、
夏に漏えいが発覚・報道、秋から冬にかけてベネッセからの通知で個別に確認したということなので、
そろそろかな、と。

基本的な募集要項は、これまでの弁護団の募集と同じですが、
従前の訴訟の進行からも、流出したことを確認できる見込みの方(一番は通知書がある方)に限定させていただきたいと思います。
詳しくは、上記ブログをご確認下さい。

必要書類は、こちらでもアップしておきます。
書式benesse20170721_002.pdf
見本inin_mihon-compressed.pdf

弁護団に参加を希望される方、個別に訴訟を提起する方については、そろそろ最終的な結論を出していただきたいです。


そして、

個人で訴訟をされていた方が、高裁で残念ながら敗訴判決を受けたのですが、
その上告受理の申立てが受理され、弁論が開かれることになりました。
弁護団で受任し、最高裁に出廷いたします。

【解説】
そもそも最高裁というところは、上告受理の申立てについては、事件を受理するかどうかはその裁量に委ねられていて、ほとんど実質的な審議はせずに、受理されない(原判決維持の)事件がほとんどです。
その中でも、わざわざ、上告を受理し、弁論を開くということは、高裁の判断が覆るということであり、
本件では、(原告)敗訴の控訴審判決が覆るということで、非常に意味があることです。
また本件の重要性についても最高裁は意識しており、他の裁判にもたらす影響も大きいです。
弁護士でも、最高裁の法廷で弁論をするというのは極一握りであり、名誉なことではあります(結論は決まっていますが)。
posted by まんさく at 13:36| 東京 ☀| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月14日

簡易報告(ベネッセ事件)

とりあえずは一審は終わりに向かっています。
早ければ、夏に結審して、判決もそう遠くないです。

個人で訴訟やられた方の控訴審も受任したりしています。

過失論・損害論も煮詰まってきました。
この判決は、
今後のこのような(内部不正型の)個人情報流出を防げるか(企業が必死に対策をするか)や
個人情報の価値の試金石になるのだと思います。

あくまで個人訴訟は趣味ですが、頑張ります!


別件ですが、
原野商法の対策PTも立ち上げていて、暇なしです。
原野商法は数年前から第二次ブームというような悲惨な状況です。
何か情報あれば、お知らせください。
posted by まんさく at 11:58| 東京 🌁| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月03日

ベネッセ個人訴訟進行状況7

ご無沙汰しております。
色々と重要な書面の締切が重なり、更新が遅れて申し訳ありません。


平成28年11月8日と平成29年1月31日に、それぞれ期日が有りました。

原告としては、
11月8日の期日では責任論(ベネッセ側に過失があったかどうか)の書面を出し、
1月31日の期日では損害論(住所・氏名などの個人情報が漏えいした場合に、法的に損害といえるか、損害額はいくらなのか)の書面を出しました。

被告からは、責任論の書面に対する反論が出されました。


裁判所としては、反論・再反論くらいで主張(書面の提出)は終わり、証拠調べ(尋問)・判決へ、向けて動き出そうとしています。
裁判長も、がんがん訴訟指揮をしています(書面出すのがぎりぎりで注意されてしまいました、反省)。


次回までに、原告は過失論の反論書面の再反論と損害論の補足(アメリカ以外の判例・和解、教授の意見書を予定)
被告は損害論の反論をすることになっています。

次回期日は4月11日の16時からです。

準備書面の公開については、損害論はいいのですが、
過失論については被告内部のセキュリティ情報も含まれる恐れがあり、被告も閲覧制限の申立てもしているので、控えさせていただきます。

実際に訴訟をしている方で、既にそれらの情報が当事者間で出ている場合には、情報提供することは可能なので、ご連絡ください(gamil宛に)。

なお、弁護団訴訟はこちらを御覧ください。
http://vsbenesse.exblog.jp/22817541/
posted by まんさく at 15:26| 東京 ☀| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする